ルンバ
病院にずっといると、外の天気がほとんど分からないのね。朝は比較的涼しいのに、帰りは蒸してたり、色々
体調の方はなんとなーく回復してきたけど、まだまだ病棟は忙しい状態…。
常々、満床。看護をすることよりも業務をすることに追われ、きっと分からないうちにナイチンゲールな気持ちは薄れてきてるよ
傷病者を救う
ってより、
病院の経営を保つ
そんなことを上からも言われ、萎えちゃうね〜
大切なことなのは分かるんだけどね
だから、私は自分がやりたい看護っていう芯の部分を持ち続けていないと、って思う
自分の看護観。それは看護師を志した時からは変わらず、人の気持ちに寄り添うことなんだよなぁ
訴えを受け止めること。たとえそれが、「死にたい!」とかでもね。否定しない。
それには言葉だけじゃなくて、態度、声のトーン、身体の姿勢、立ち位置、振る舞い、表情、相槌のタイミングとか、本当にいろんなものを複合したカウンセリング力が必要なんだろなぁって日々思う
気を付けてても、全部は上手くいかない。昨日はこれがダメだったなぁとか、さっきのあれは良く無かったなぁなんて思う毎日
そんな日々の看護を、比較的静かな車の中で1人運転しながら反芻してるんだけど
今日は、実家に持って帰ろうとルンバを荷台に乗せたの
それでね、ブレーキの拍子にね、スイッチが押されてね、
後ろですごい掃除してるよね
ギュイイイイイーーーーーンって
しかも最近のルンバって段差から落ちないようにセンサーもついてて、結構うまいこと方向転換しながら、物凄い音で吸引してるんですよ
もう、20分ぐらい掃除しっぱなし
オーディオも聞こえない、思考もまとまらない
そしたらね、止まったの!電池切れたかな〜良かったーと思ってたら
「ルンバを、別の場所に移動してください」
って、あいつ喋るんね。喋りっぱなし
荷台はピカピカになったけど、貴重な私のシンキングタイムまでやつに吸引されました
まぁ、そんな面白いことがあって、和めるような精神状態にもなってきてるのかなぁ
芯を持って、仕事しよう